88周年変わらない場所で変わらないショーを！野外ミュージカル”RAMONA” - スタッフブログ｜JTB ルックアメリカンツアー

88年間も続く、カリフォルニア州オフィシャル野外ミュージカル“RAMONA”

初回公演は、なんと1923年！！野外ミュージカルでは、おそらく全米NO.1の歴史じゃないでしょうか～しかも！一年に5回、この時期にしか公演してない大変貴重なミュージカルです！！（今年は、April16,17,30,May1,7)ミュージカルが始まるまでは、メキシカンテイストなBBQを食べたり、MUSEUMを見たり、ヒスパニック系の歌と踊りのショーを見たり…ショーでは、民族衣装をまとった女の子に呼ばれて、私も一緒にダンシング♪ やってみると、なかなか楽しくて～皆さんも、呼ばれたら躊躇なく、飛び入り参加してみてくださいね！他にも、インディアンの伝統的な歌や踊りが披露されたり、歌唱力抜群のおじさま達がウェスタンな歌を気持ちよさそうに歌ったりしてました（笑）

MUSEUMには、88年間、歴代の出演者たちの写真やポスターが、ずらーり。1923年から始まっている実際の写真を見ると、改めて歴史を感じますね。そして今年も、ここに新たな1ページが刻まれます！

会場前には、出演者と思われる方々が、衣装をまとって普通に歩いてました。西部劇のようにピストル鳴らして、演技してくれたり、写真を一緒にとってくれたり。町をあげてのお祭りみたいで、開演前から楽しめますよ♪　そして、午後15：00　いよいよ　“RAMONA” 開演です！

☆あらすじ☆

話の舞台は、メキシコとアメリカとの戦争が終わったばかりの南カリフォルニア。ネイティブインディアンとスコットランドの血を受ける孤児のラモナは、養母の妹であるモレノ夫人の家族一員として、贅沢に暮らしていました。しかし、インディアンの血を受けるラモナをモレノ夫人は愛していませんでした。モレノ夫人は病弱な一人息子のフェリーペを愛していたからです。そしてメキシコ人でもあるモレノ夫人は、戦争後、自分達の土地を奪っていったアメリカ系白人を嫌っていました。モレノ夫人の家族では、羊の毛狩りが大きなビジネスで、毎年テメキュラから来るネイティブインディアン達を雇っていました。そしてラモナは、その羊飼いの若いキャプテンであるアレサンドロと恋に落ちるのですが…

インディアンとの結婚を決意し、インディアンとして暮らすことになったラモナでしたが…そこには過酷な運命が！？

ここは自分たちの土地だ！と主張して、インディアン達を追い出すアメリカ系白人達…舞台上を、普通に何頭も馬が走り抜けていく様は、本当に迫力があります！屋内ミュージカルじゃ、こうもいかないですよね。

野外ミュージカルの一番のポイントは、なんといっても、このリアルさです！当然ですが、なんせ舞台はすべて本物ですから！カリフォルニアのキレイな青空が、より舞台をクリアーに見せてくれます。舞台も限りなく広いので、出演者もこんなにたくさん！？丘の頂上にまで、人がいます（汗）客席は、とても広く、どこに座っていても、舞台の隅々まで見れるようになっていました。

ミュージカル中も、本場の民族衣装をまとったインディアンやヒスパニック系の歌や踊りがあって、楽しいです♪

そもそもこのミュージカル、、ヘレン・ジャクソンさんという方が書いた小説が元になっていて、彼女は、迫害されたインディアンの権利を守るために活動していました。小説は、1884年に書き上げられ、当時ではかなりのベストセラー！その後、60年間でも60万部にもなりますが、小説が出版された2年後に、彼女は亡くなってしまいます。まさかこんな長く続くミュージカルが公演されているなんて、彼女は夢にも思わなかったでしょうね。ヘレンさん、天国で見てますか～？こんな素晴らしいミュージカルが公演されてますよ！途中、20分くらいの休憩を入れて、約2時間の公演でしたが、本当にあっという間でした！最後には、主人公たちと記念撮影＆サインもいただいちゃいましたw　　来年は、どんな“RAMONA”が待っているのか！？　楽しみですね♪

場所
27400 Ramona Bowl Road, Hemet, CA 92544

[geo_mashup_map]
【関連サイト】
RAMONA　BOWL
http://www.ramonabowl.com/