ブロードウェイで、初演1年以上経つ今もチケット入手が難しいミュージカル『ビリーエリオット』。木曜日の夜も、劇場は超満員でした! 今回は、3列目センターやや右角度。日本の大きなミュージカルの舞台とは違ってブロードウェイは劇場が小さめで、臨場感たっぷり!!私の席からは、オーケストラ ピットのサックス奏者や、音楽が盛り上がるシーンでは、ブンブン振られる指揮者の手が見えたりしていました。
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1980年代のイギリス北部・炭鉱の町で父と兄、そして老いた祖母と4人暮らしの少年ビリー。炭鉱労働組合のストライキで、警察との取っ組み合いが日常茶飯事となった、荒々しい労働者階級のコミュニティの中でビリーは育っています。そんな希望も夢をもつことも出来ない町で、ビリーはバレエに出会い、その音楽とダンスに魅了されていきます。偏見が根強いコミュニティの中では、『バレエ=女の子の習い事』なので周りの大人に本当のことも言えません。 ビリーはボクシング教室に行くふりをして、女の子と一緒にバレエ・レッスンに励みます。唯一の理解者のバレエコーチは、ビリーの才能を見逃さず、未来のない炭鉱の町を出て名門校ロイヤルバレエのオーディションを受けるよう強く勧めます。そのことを知った家族や周りの大人は初め反対するも、ビリーの才能と情熱を見て街全体でオーディションの為の資金をやりくりしたり、応援するようになります。
満員御礼!
オーケストラ席(1階真ん中付近からの眺め)
この舞台のいいところは、よくあるハッピーエンディングな物語を、くさーい演出にしてないところです。乱暴な言葉使いは、実際の生活の荒廃ぶりを表すのには不可欠で、「そんな冗談を子供が言ってもいいの?」なんていうことが連発されているのも周りの大人を見てればしょうがない・・・となる。それがまた変に大人びた子供たちが言うとユーモアたっぷりで笑いの場面に変わるので気にもなりませんでした!
見せ場は、やはり少年ビリーのソロ・ダンスです。
12歳くらいの細身の男の子が白鳥の湖の曲に合わせて、本当に楽しそうに優雅に踊るんです。シンプルな舞台設定ですが、脚本は映画制作に携わったチームがそのままミュージカル製作もしており、音楽はライオンキングなども担当したエルトン・ジョン! 10人くらいのビリーのバレエ仲間はなんですが、みんな個性豊かでトゥトゥ姿がとってもかわいかったです。ある記事では、「私たちは実際より、ちょっと下手に踊らないといけない演出なの。その演技が楽しかったりちょっと残念だったり・・・」さすがブロードウェイに出る子役たちは、言うことも一人前ですねぇ。
場所:Imperial Theater インペリアル劇場 (45丁目、ブロードウェイと8番街の間)
【参照サイト】
Imperial Theater
249 West 45th St, New York NY 10019
www.shubertorganization.com
【ブロードウェイ・ミュージカルの詳細を見る】
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