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おしどり夫婦の「プラザ・スイート(Plaza Suite)」

アメリカ


スーパースター同士のおしどり夫婦であるサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker )とマシュー・ブロデリック(Matthew Broderick )共演のブロードウェイ・ショーのプラザ・スイート(Plaza Suite)が2022年3月28日に公演開始しました。私も先日観に行きましたのでその様子をお伝えします。

まずはなんと言ってもサラ・ジェシカ・パーカーですね。1984年公開の青春映画『フットルース』(ケビン・ベーコン主演で懐かしい不朽の名作)で注目を集め、1998年放送開始のテレビシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』で、主人公のキャリー・ブラッドショーを演じて以降、アメリカではファッションリーダー的存在となりました。2004年2月22日テレビでのシリーズ終了後も映画化、再放送を繰り返し、2021年にはとうとうSATCの続編として『And Just Like That…』がHBO MAXで放映されました。人気は衰えておりません。

もう一人の主演はマシュー・ブロデリック。1986年公開の映画「フェリスはある朝突然に(Ferris Bueller’s Day Off)」でシカゴの街中で「ツイスト・アンド・シャアウトTwist and Shout」を踊る姿は名場面です。その後同性愛を描いた「トーチ・ソング・トリロジー Torch Song Trilogy」や「ファミリービジネス(Family Business)」、リーズ・ウィザースプーンと共演の「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(Election)」「Inspector Gadget GO!GO!ガジェット」「グローリ(Glory)」など出演映画作品は多種多様です。そしてブロードウェイでも大活躍しており、1982年の「ブライトン・ビーチ回顧録(Brighton Beach Memoirs)」ではトニー賞ミュージカル助演男優賞受賞、1995年の「ハウ・トゥー・サクシード How to Succeed in Business Without Really Trying」ではトニー賞 ミュージカル主演男優賞受賞、トニー賞の12部門を受賞した名作「プロデューサーズ(The Producers)」ではネイサン・レインとともに主役を演じた実力派男優です。

この実生活で結婚をしている二人が「プラザ・スウィート(Plaza Suite)」では夫婦役として共演をしているので、息はぴったりです。

劇は3幕で構成されており、それぞれが異なるキャラクターを巻き込んでいますが、すべてニューヨーク市のプラザホテルのスイート719号室を舞台にしています。1968/1969の時代背景となっています。

第一幕 ママロネックの客(Visitor From Mamaroneck)では、カレン(サラ)がそれほど幸福ではない結婚生活に愛を取り戻そうとしてハネムーンスイートに再訪します。仕事で遅くなったサム(マシュー)が登場します。でもカレンの計画は裏目に出て、2人はサムが彼の秘書と関係を持っているかどうかについての激しい議論に巻き込まれます。そして解決しないままサムは緊急のビジネスのためにホテルを後にしなければなりません。さあ、二人はどうするのでしょうか?

第二幕「ハリウッドからの訪問者」は、映画プロデューサーのジェシー・キプリンガー(マシュー)と彼の過去の恋人で郊外の主婦ミューリエル・タテ(サラ)のプラザホテルでの再会を描きます。悪い遊び人としての彼の噂を知っているミューリエルはヘアサロンの予約があることを理由にあまり長く滞在しないことを事前に宣言します。しかし、ジェシーは言葉巧みに繰り返し彼女を誘惑しようとするのでした。

第三幕、「フォレストヒルズからの訪問者」は、娘のミムジーの結婚式の日に、夫婦のロイ(マシュー)とノルマ・ヒューブリー(サラ)を中心にドタバタコメディーを展開します。結婚するこにに対する緊張から、ミムジーはスイートのバスルームに閉じ込もり、結婚式に向かうことを拒否しました。式までの時間はわずか。両親が必死に彼女を式に出席させようと試みます。とんでもないドタバタシーンでいっぱい。そして彼らはついにめでたく結婚式に向かうのでした。あまりにもドタバタ過ぎて笑い転げてしまいました。

今回購入した席はこんな感じでした。まさしく最前列。本当に出演者に手が届く位置。通常は$600ほどのするところを前日購入で$250になっていたので迷わず購入したんです。ミーハー気分全開の特等席で満足だったのですが、あまりにも前すぎて、舞台全体を見渡すことができなかったのは後悔です。例えば、演技途中でサラが買い物袋を自分の目の前に置く場面があり、その間買い物袋の反対側で行われている演技を全く見ることができなかったんです。意外なブラインドスポットです。やはりベストスポットは中央の4,5列ほど後ろの席ではないでしょうかね。
お土産も忘れずに購入で充実感一杯です。公演は2022年6月26日まで。早めに見ておきましょうね。

ByおせっかいKevin

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