ニューヨークのミッドタウン・イーストに鰻の専門店、鰻屋八兵衛がオープンしました。アメリカで、うなぎ?と思われるかもですが、何気に、うなぎは、eel(イール)と言って、結構食べるんです。お寿司屋さんでは、穴子よりウナギの方が一般的です。うなぎとエビ天、アボカドを一緒に巻いた、ドラゴン・ロールなど、アメリカ生まれの巻き寿司でよく見かけます。でも、ウナギの専門店は、ニューヨーク初。最後にうなぎの専門店に行ったのって、10年くらい前かしら?ということで、早速、ウナギを食べに行ってきました。
黒を基調にした店内は、スタイリッシュで、高級感があります。
鰻屋八兵衛では、冷凍せずに、生のまま空輸されてくる愛知県産のうなぎを使っているそうで、焼く前のうなぎを持ってきて見せてくれました。
ご飯もののメニューは、2種類。今回食べたうな重は、お吸い物、漬物、ミニサラダと、季節のデザートがついてきます。もう1つのメニューのウナギ会席は、さらに、冷奴や、鰻巻き、骨せんべい、肝焼きがなどがついています。注文を受けてから、じっくり焼く関西風で、焼きあがるまで20〜30分かかるそう。
三つ葉とゆず、お麩が入ったお吸い物は、上品な味でした。漬物にもこだわっていて、この日は、燻ったたくわんの、いぶりがっこでした。
主役のうなぎは、丸ごと1匹、重箱にぎっしりと入っています。熊本に店を構える老舗うなぎ店から受け継いだ秘伝のタレを使用しているそうで、つやつやです。タレが染み込んだご飯が下にたっぷり入っていました。私は、関東風のトロっとしたウナギの方が好みなのですが、カリッと焼かれた皮と歯ごたえのあるうなぎ、美味しかったです。関西出身の方が食べたら、どう思うのか、気になります。濃い味のたれと、身のしまったうなぎは、うな茶やひつまぶしで食べたら、合いそうな味でした。
デザートは、ゆずシャーベットか、抹茶のアイスが選べました。出された時から溶けかかっていたのが何故なのかは謎です・・・。
お客さんは、やはり、日本人が中心で、日本語と英語、どちらもOKでした。食後に、ぬるくなったお茶を熱いお茶と差し替えてくれたり、日本式のサービスが、気持ちよかったです。最寄りの駅は、EとMの53rd/6の51st stで、徒歩2、3分です。大きな看板がないので、ちょっと見つけにくです。居酒屋ラッキーキャットと北京ダックハウスの間にあるブラウンストーンの階段約10段ほどあがったところにあるこの看板が目印です。ニューヨークでうな重が恋しくなったら、訪れてみてください。
by ya
Unagi-Ya Hachibei(鰻屋八兵衛)
238E 53rd St, 2nd Fl,
New York, NY 1002
https://hachibei.nyc/
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