アメリカ最古で最も美しい町サンタフェから北に約1時間ドライブすると世界遺産「タオス・プエブロ」があります。1000年以上前からずっと定住して来たネイティブアメリカン、プエブロ部族の古代の集落で1992年に世界遺産に指定されました。
サングレ・ド・クリスト山地から流れる小川「レッド・ウィロー川(リオプエブロ川)」沿いに位置する周辺の集落に約2000人の人々が今も昔と変わらぬ生活様式でひっそりと生活をしています。
この集落には常時約200人が今も暮らしているそうです。またこのリオプエブロ川の水は今も生活水として使われているそうです。
タオス・プエブロは数あるアドビレンガで造られた集落の中で、唯一3階建の建築物の団地となっていることが特徴だそうです。手前にある丸い小山はアドビレンガで造られたかまどで、いまもパンを焼いたり日常で使用しています。
このサン・ジェロニモ教会のチャペルは、1847年のメキシコとの戦争の際に破壊された後に1850年に再建されたものだそうです。
昔のチャペルの跡がそのまま墓地になっています。ここには名士のみが葬られているそうです。
世界遺産から15分ほどにあるタオスの街は、ジュリア・ロバーツや多くのハリウッドスターが家を持っているそうです。ロッキー山脈の麓、海抜7500mという高地のためか空気と水がきれいで、スピリチュアルな場所として芸術家も多く話題の場所でもあるそうです。近くには19世紀初頭に活躍しアメリカのファッション界を代表する女性、ミレセント・ロジャースの美術館もあります。(次回でご紹介します)
タオス・プエブロはサンタフェから約1時間、同じく世界遺産の「チャコ・キャニオン」、「メサ・ベルデ」国立公園からも近くに位置します。アルバカーキの南にある世界遺産の「カールスバッド」や「ホワイト・サンズ国立モニュメント」などもニューメキシコの代表的な観光名所になっています。アメリカの手つかずの大自然と誇り高きインディアンの知られざる歴史、そしてスピリットが至る所に宿っていると言われるニューメキシコ州にも足を運んでみてはいかがでしょうか?世界中からの観光客を心から迎えてくれるホスピタリティーもニューメキシコの人たちの自慢の種です。
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