アメリカは日本のように国民の祝日がたくさんなく、基本旅行するときは、有給休暇を使います。数少ないアメリカの大型連休のひとつがサンクス・ギビングで、自分の勤務先はラッキーなことに4連休となりました。
メキシコ在住の友人から遊びに来てとお声がかかり、フライトの料金を調べたら、350ドルと思ったよりリーズナブル!これは行かなきゃと4日間の休日を利用してメキシコに行き「古代遺跡と文明の謎 メキシコシティとテオティワカン遺跡観光」に参加してきました。
当日はテオティワカン遺跡をこの目で見ることが出来るんだ~と、ワクワク張りきって早起きしました。午前中に遺跡観光をし、午後からは市内観光です。
まず最初に入場したのは、石の建物です。
昔は身分の高い偉い人が石の家に住み、平民は木造の建物に住んでいました。
右端にある石の周りに点々のような小さな石がはめ込まれているのは、再現の為に最近修復された部分です。
右下にちょっと赤みのかかった箇所がありますが、神殿内部には赤色が各所で使われています。遺跡保存の為にサボテンのジュースでコーティングしてあり、このような色になっています。
建物の内部は赤、緑色が使われています。
次に月のピラミッドに登りました。
続いて太陽のピラミッドへ。
太陽のピラミッドは248段ありますが、月のピラミッドよりも楽に登ることができました。頂上はパワースポットで、願いがかなうと言われています。
2014年安倍首相も登り、「デフレ脱却、地方再生」を願ったとニュースになりました。
太陽のピラミッドの上にもともと木造の神殿があったらしいのですが、発見された時には土で埋まっていたため、木の部分はすべて朽ちていました。
たくさん運動した後は昼食の時間です。
老舗のタコス店「El Caminiro」に行きました。
激辛のタコス、コンソメ・スープが美味しかったです。
「美味しい」、「安い」がメキシコ料理の魅力で、特にコーヒーはどこで飲んでも安定して味わい深いです。
手に持っているのはお米の飲み物で、オチャタといいます。辛いメキシコ料理には甘いものが必須です。
昼食の後は市内観光です。ガイドの方はメキシコ30年在住のベテランの方で、プロフェッショナルにいろいろ細かく説明していただく一方、通りかかったホームレスのおばあさんにお金をあげたりと、心優しい方でもありました。
このカテドラル(大聖堂)は川を埋め立てて建てたそうで、建築当時に地下水を抜く工事に手抜きがあったようで、うまく排出できず、右や左に傾いているそうです。この広場も平坦ではありません。
最後に訪れたのは、「グアダルーペの聖母」が描かれたマントを展示してあるグアダルーペ寺院です。
絵画のようにみえるのは、聖母の姿が描かれたマントです。
聖母マリアがディエゴの前に現れたため、そのメッセージを伝えに司教の元に行き自分のマントを開くと、マントの表面にはディエゴが見たとおりの聖母の姿が描かれていたというキリスト教の奇跡です。
これは未だに何の染料で描かれたのか分かってはいません。
メキシコ在住の友人は、テオティワカンはすでに2回訪問していますが、日本語で説明してくれるので、今回が一番良かったと言ってました。
自分たちで行くのもいいけれど、見ただけ、写真撮っただけ、SNSに載せただけ、になりがちです。ガイドさんが説明してくれるツアーは、ピラミッド見学のポイントも多くなり気分も厳かになります。
午後も効率よく市内を回り、たまたまアクシデントで、途中で具合が悪くなったお客様がいましたが、プロフェッショナルに対応していてすばらしかったです。
メキシコは物価が安く、何を食べてもニューヨークの半額程度で、ホテルもバスも半額以下です。人も温かく、ぜひお勧めします。
by ナベピー
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古代遺跡と文明の謎 メキシコシティとテオティワカン遺跡観光
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