ニューメキシコの州都アルバカーキから西にルート66と並行して走るI-401時間ほど走り、カサ・ブランカを南下するとアコマに着きます。ここにスカイ・シティーに行くツアーが出発する、Haak’u博物館があります。回りには何もない砂漠の中に突然現れる建物ですが、中にはカフェ、ギフトショップ、アコマプエブロインディアンの文化を紹介する映画や展示品もちゃんとあります。(遠くに見えるメサは、Sky Cityではありませんが最初に定住をトライしたメサだそうです)
このロビーでSky Cityへのツアー($20)を申し込みます。写真をとるにはカメラ使用料$10が必要になります。
アコマプエブロインディアンの伝統陶芸や、スペインのミッションの遺物などが展示されています。
博物館内のヤッカカフェです。バッファロー・バーガーなどニューメキシコ名物料理が食べられます。アコマの女性スタッフ、右のグロリアさんは以前はSky Cityに住んでいたのだそうです。皆フレンドリーで気軽に声をかけてくれます。
ミニバスに乗ってSky Cityに入ります。写真はOKですが、墓地と家の中は撮らないようにと注意を受けます。
手前のは、実際に使っているかまどでパンなどを今も焼いています。パンはイーストと小麦とラードしか使わない白いパンですが、素朴というか味がほとんど無いので馴れないと(または相当空腹でないと)厳しいかもしれません。フレンチトーストにはぴったりですが、、。
Sky Cityは367フィートの高さのメサの上に1150年に作られてからずっと現在に至るまで居住が続いている最も古いコミュニティーです。最高の眺めの場所にある家ですが、もちろん電気も水も下水もありません。
ここには13所帯ほどが今も生活をしているそうで、ここで造った陶器を軒先で売っています。うちの事務所にそっくりの社員がいたので思わず写真を撮りました。
ここの家屋はタオス・プエブロと違って平屋がほとんどですが、二階建の家屋も少し残っておりスペイン人によって破壊されて再構築された当初の一番古い建物だそうです。
昔の岩を切り開いて作った階段。映画の撮影のために現在の車が通れる道路ができていますが、昔はすべてこの階段を利用して物を運んでいたそうです。それにしても眺めは360度どこを見ても壮大、爽快そのもので偉大な母なる大地とともに生きている事に最大の価値を見出したのだろうと自然に思えて来ました。
ここ、アコマからさらに西に1時間ほど行くと、ルート66の当時の街の面影を残すGallup(ギャロップ)に着きます。
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