ニューヨークの夏の風物となったメーシーズの花火が独立記念日の7月4日ハドソン川の夜空に上がります。
独立して今年で235年のアメリカ。植民地時代から長い多難な道のりを経て今のアメリカがあることを独立記念の節目に思い起し全米各地でお祝いします。ボストン、ニュ−ヨーク、フィラデラフィアには独立にまつわる名所、旧跡が集結して いますが13州で独立した最初の首都はニューヨークでした。その当時を偲ばせるモニュメント、ウオールストリートのワシントン像に『へえ〜、ここで初代大統領として宣誓したんだ』と感慨深く見上げて。
独立する以前の植民地当時はどういう感じだったのかなといきなり18世紀の街にタイムスリップしてみました。 『アメリカの独立への道はここから始まったのか、、、』とやってきたのは1607年からイギリスの入植者達の植民地生活が始まったバージニアのコロニアル・ウイリアムズバーグです。
植民地当時の家屋、総督邸、議事堂、工房、居酒屋、郵便局、印刷所など復元した町並みと生活習慣が保存されています。この街を 保存しようと奔走したグッドウイン牧師の働きかけでロックフェラー家2代目、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニア氏が莫大な資金を提供しコロニアル時代が再現したそうです。
この保存地域に入ると立ち居振る舞いからして18世紀の生活者?と錯覚しそうな服装で働いている人たちがいます語り口も当時のイギリス訛りの英語で初めて耳にするヴァージニアン英語です。そして『喋るの早〜〜い』
イギリスの国王によって任命された総督の宮殿、
議事堂(植民地議会から革命議会へと独立への気運が高まって行った場所なのでしょうか)
ガードハウス
鍛冶屋の工房
レンガとなる土をこねてもらっています。
居酒屋
1975年昭和天皇も馬車でパレードされています。
羊の放牧地
ここの住民と思ったらペンシルバニアからやってきたアミッシュの人たちでした。
牧草地
昔はね、どこのお家でもこうやってバスケットを作っていたものよと。
いい感じで涼んでいますね。
昭和天皇やエリザベス女王もお泊まりになったホテル
こんな感じで処刑されていたのと実演してみる子供たち
各家に井戸があったのですね
当時の人に成りきっています。
車輪屋 と自給自足の生活が営まれていた様子が伝わってきます。植民地の生活が落ち着くにつれイギリスの圧政から解放され独立した大陸国の誕生を望む動きが台頭してきたのでしょうか。235年の新大陸の歴史は浅いかもしれませんが当時の人々の建国への決意とその後の果敢な戦い、独立宣言書の起草、憲法の制定と世界に類をみないリーダーシップを発揮して誕生したアメリカの史実、
アメリカにとって7月4日は、自由への門出を記念すべき日なのですね。
エリザベス2世はエリザベス1世時代に計画された植民地のこの地を1953年、2007年2度訪 れています。 ここを訪れる機会がありましたら、ぜひアメリカインデアンの酋長の娘『ポカハンタス』で有名なジェームスタウンや独立戦争時に激戦を交わしたヨークタウンへも足を伸してみて下さい。
By 上
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