リオと言えばカーニバルと並んで「イパネマの娘」がまず思い浮かびます(古いですが)。この曲が生まれたカフェがあると聞いて、やってきました。
イパネマ海岸から100メートルほど通りを入ったここ「Garota de Ipanema」がその店。なんとアントニオ・カルロス・ジョビンと詩人のヴィニシウス・ジ・モライスが座っていたテーブルまでありました。本当かどうかって?
その上に飾ってある譜面と、モデルになったエロイーザ(当時16歳)の写真を見たら、自然にメロディーを口ずさんでおりました。キーもちゃんと合ってます。「ハイ」。Tシャツもお土産に買ってしまいましたが、着る事はないだろうなァ~。
そして、このカフェの隣に作詞家の名を冠したヴィニシウス(Vinisius)というバーがあります。
今晩は、Toni BarretoとMaria Creuzaが出演との事で、本場のボサノバを聞きたくてやってきました。50人程でいっぱいになる店内はToniはギターの弾き語りがすでに始まってました。
ビブラートを使わず微妙なイントネーションと独特なコードで淡々と歌い上げるボサノバは、テンポが早い曲はラテンの血が感じられるノリ、またしっくり歌う曲はまた地を這うような奥深さで聞きなれたメロディーでもこんな解釈があったのか! と驚きの連続。何回も背筋がゾクッとする程……イヤー、素晴らしい音楽ってさりげなくあったりするもんですねェ。リオ・デ・ジャネイロにやってきた甲斐がありました。
サインにも気軽に応じてくれました。
今、「ラッパ」が熱い! そもそも「ラッパ」(LAPA)って何?という感じでしたがライブハウスが20件近く集まるラッパ地区の事です。今回は観る時間が無く残念! でもリハーサルを観ることができました。しかしリオは日本からレコーディングに来る程で音楽のレベルは高いのです。
ここで「ACOS」で毎晩コンサートがあります。11/8のVanessa Da Mataが人気だそうです。今回はボサノバで大満足しましたが、LAPAで聞けなかったのが残念!次回は必ずLAPAでハシゴと決めました。
リハーサルとサウンドチェックの様子。
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