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意外と知らないハロウィンのこと(後編)

アメリカ

前編からの続きです)

ニューヨークでは毎年、6番街を使って夕方から長時間に渡り、大規模なハロウィン・パレードが開催され、それはローカルのニュース専門ケーブルチャンネル、『Spectrum News NY1』で生中継されていますが、今年の47回目となるパレードは、例年とは趣向を変えて行うと主催者は発表しています。

ニューヨークでのハロウィン・パレードの様子
(画像提供:Walter Wlodarczyk/NYC & Company)

予想されていたオンライン・パレードではなく、ある新しいアイデアによる企画の準備が進められているそうですが、それはサプライズ企画なので、開催前の現時点(2020年10月中旬)ではまだ内容が秘密とのことです。そのイベントもNY1で放送されるそうです。楽しみですね。

(画像提供:Walter Wlodarczyk/NYC & Company)

ハロウィンの夜はパレードを行う通りのみならず、街中がハロウィン一色になり、様々なコスチュームをした人々で溢れます。子供たちは家や商店を訪れ、「トリック OR トリート」というフレーズを叫び、お菓子をもらいます。

そのフレーズは、「魔術(トリック)をかけられたくなければ、お菓子(トリート)をよこせ」という意味であり、悪霊やお化けによる一種の恐喝めいた恐ろしいフレーズですので、要求された側はおとなしくお菓子を彼らに渡して、お引き取りいただくというのが伝統になっています。ハロウィンで家を訪れてお菓子を含む食べ物をもらうという風習は、16世紀のスコットランドで始まりました。
今年の「トリック OR トリート」においては、それら悪霊、お化けの皆さんに対して、『CDC(アメリカ疾病管理予防センター)』からガイドラインが出ており、ウイルスの拡散防止にご協力いただくことになっています。

ハロウィンの時は、クリスマス同様に各家庭の表に楽しい飾りつけがされるのも伝統です。

おそらく日本人に『ハロウィン』という行事とその名前が広く知られるきっかけになったのは、1978年製作のアメリカ映画、『ハロウィン 』だと思われます。ハロウィンの日に病院を脱走したマイケル・マイヤーズ君が、マスクをかぶり、包丁を持って、小さな町の各家庭を回り、皆を恐怖のどん底に陥れるというカルト系ホラー映画の金字塔です。

その人気のためにシリーズ化され、去年も新作が製作されました。今年のハロウィンの夜はご家庭で、『ハロウィン・シリーズ大会』を楽しまれるのもよいかもです。

Happy Halloween!

by シュバリエ・ド・バリバリ

 

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