ニューヨーク・ステーキハウスの代名詞ともいえる「ピーター・ルーガー」ウィリアムスバーグ・ブリッジを渡って直ぐにUターンすると“Peter Luger”の看板が直ぐに見えてきます。いつもここに来ると、ジワァ~と唾液も出てくるのは、条件反射なのか、単に食いしん坊なのかわかりませんが、このブランド名の威力はとにかくスゴイ!
ピーター・ルーガーは「旨いステーキを食べること」以外には全く気を使わない。メニューも、テーブル、お皿、ワインリスト、勘定も全てシンプル。この一環して続けてきた「しきたり」が完全に1つのブランドになっちゃってます。一度、ここのTボーンステーキを食べたら “Peter Luger Magic(ピータールーガーマジック)” にかかってしまうでしょう。
古き良き時代のレストランといた感じの「メイン・ダイニング」。ここの窓際のテーブルに座って外を眺めると、昼時に肉を満載のトラックが横付けして、レストランのオーナーの1人が肉を選別しているところを見ていると、なんと、半分は返品していました。流石、肉が全てのピータールーガー!自社ブランドのビール、ワインもあります。バーは10人も座るといっぱいになってしまいますが、夜はテーブルを待つ人でいっぱいです。
メインダイニングは3つあります。この部屋は狭いですが一番雰囲気がありますね。唯一キッチンと直結してるので、自分のステーキが運び出されるのを涎を垂らしながら待つ事ができるのも、ここだけです。
新しいレストランでは考えられないですが、テーブル・クロスも無いオークの使い込んだテーブルもここの名物。毎日ゴシゴシと磨くのか、古いテーブルは角が丸く削れてしまってます。新しいのと比較してみてください。
パンと前菜も非常にシンプル。
前菜の定番、「輪切りトマトとオ二オン」この他のお勧めは、ピータールーガー特製の厚切りベーコン。なんでも、ニューヨークタイムズに「この世のものとは思えない味」とか絶賛されたんだそうです。しかし、この「トマトと玉ねぎ」他のレストランで出したら「冗談でしょう!」と言われそうですが、これが“Peter Luger Magic”ですね。オ二オンはかなり辛いんで、これもオリジナルのピーター・ルーガー・ソースをかけていただきます。ちゃんとお土産用に売ってます。最近はスーパーにも置いてあって、National Brandになりつつあります。
これが、 極めつけメニュー。 “STEAK FOR TWO”とにかく、ステーキは、シングル、2人前、3人前、4人前、リブステーキ しかない、超シンプルメニュー。一度食べたら、看板を見ただけで涎がでる最高のポーターハウスです。
付け合せには、フレンチフライ、ブロッコリ、オ二オン・リング、ジャーマン・フライド・ポテトなどがありますが、クリーム・スピナッチが人気です。
デザートもすごい!のが出て来ますよ。Luger Special “Holy Cow” Hot Fudge Sunday! これ和訳すると、「ルーガー特製 ”あっと驚く為五郎” ホットファッジサンデー」ってところですね。(古い古い・・・) 100年前も同じ予約台帳を使ってたんじゃない?と思わせるような分厚い予約ブック。 ギッシリ予約の名前が書かれてありました。土曜日は2か月前から満席なこともあるとの事。ねらい目はランチか、5 PM位に行くことですね、予約無しでも入れますが予約することをお勧めします。
なお、ここはクレジットカードは取りません。 Cash Only!
さあ、皆様もおなかをすかし行ってくださいね。
Peter Luger Steak House
178 Broadway, Brooklyn NY 11211
(718)387-7400
www.peterluger.com
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