6月上旬頃、カリフォルニア州では、感染者が少ない州内の一部地域で限定的に経済活動再開が認められ、レストランでの店内飲食や屋内サービス業(理髪店やジム等)が営業を開始するなど、コロナ復興に向けて順調に動き出しているようでした。
ところが、7月半ばに状況が一変。再び感染者が増加し始めたため、前向きに進んでいた再開計画に待ったがかり、州内全域で屋内営業やイベント等も再度閉鎖・中止せざるを得なくなりました。
以上のように日々状況が変化していく中で、引き続き、街中の様々な場所で感染防止策を講じている様子が見られます。当初、スーパーで働く人々(エッセンシャルワーカー)の間で感染が拡大した事例もあり、多くの人が利用するスーパーでは細心の注意を払った運営を行っています。
◆ 人気のスーパー「トレーダー・ジョーズ」の例(サンフランシスコ近郊の店舗)
▼ スーパーの入口
まず入口では、店員がドアの前に立ち、店内に入る買い物客の人数制限を行っています。
入口と反対側にある出口から買い物を終えた人が出てくると、「次の方どうぞ~」と、店内に入るように案内されます。混み合う時間帯によっては、外に列ができていることもしばしば…暑さ対策のために簡易テントを張っている時もあります。
また、マスクを着用していない場合は、「入店をお断り」されますので、当面は、渡米の際にマスクをお持ち頂くことを強くお勧めします!もちろんスーパーの店員は全員マスクを着用し、使用済みのカートや買い物かごも除菌スプレーで消毒、拭き上げも徹底して行っているようでした。
▼ ソーシャルディスタンスの案内
スーパーでは、他者と一定の距離を取るように促す「ソーシャルディスタンス」のサインが多々見受けられます。これは精算レジ付近のサインで、このサインの所に立って精算の順番待ちをします。
他には、商品棚ごとに「一方通行」のサインを張って、人と人がすれ違う(接触する)機会を出来る限り減らすように促したり、「買い物かご2個分は離れてください」といった案内をするスーパーも見かけました。
▼ 精算レジ
精算レジには、店員と買い物客を隔てるようにアクリル板を置いたり、支払い機器にはクリアカバーも付けられています。また、写真内の注意書きには、「ソーシャルディスタンスを保つためにレジから離れてください」、「午前8:00-9:00は、高齢者向けのシニアアワーをやってますよ」といった案内が書かれています。
通常だとエコバッグを持参すれば、店員さんが購入した商品を詰めてくれますが、現在は衛生面の問題で、無料でお店の紙袋/ビニール袋(通常は有料)に入れてくれるところが多いようです。
特にスーパーは、「人々の生活になくてはならない存在 = 多くの人が利用する場所」であるため、スーパーで働く人々が安全に働くことが出来るよう、そして利用客が安心して買い物できるよう最善が尽くされています。渡米の際に皆様が訪問する場合も問題なく、ご利用頂けるかと思います(マスクをお忘れなく!!)。
アメリカ国内でも地域や企業、自治体よって取り組みは様々ですが、以上サンフランシスコ近郊のスーパーでの例でした!
by Nozomi
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