1年に2回、ニューヨークでおきる有名な自然現象があり、マンハッタンヘンジと呼ばれています。イギリスで夏至の日にストーンヘンジ遺跡でみられる現象にちなんでこの名前がつけられました。
マンハッタンのストリートは碁盤目のように東西にまっすぐ道が伸びているので、その碁盤目の間に夕日がすっぽり入って見える日があります。道路の角度は西側が東側より29度と上にあがっているため、春分や秋分の日ではなく、初夏から真夏にかけてにおき、ニューヨークの夏の風物詩となっています。
今年の日程は下記です。
5月29日(金) 午後8:13 半太陽
5月30日(土) 午後8:14
7月11日(土) 午後8:20
7月12日(日) 午後8:21 半太陽
半太陽と記載したのは、かまぼこ型の平な部分が下になった太陽が見られる日ですが、可能であれば、真ん丸な太陽がみえる5月30日と7月11日のほうがおすすめです。
携帯の天気でみるSUNSETの時間に合わせていくと、すでに日没になってしまいますので、写真を撮りたい方は余裕をもっていかれてください。
今年の5月の分は、残念ながら夕方西側に曇が多くなってしまい見えませんでした。
14th, 23rd, 34th, 42nd, 57th など大きな通りがお勧め観測地といわれていますが、私が個人的に好きなのは、ネオンが多い42thです。
自然史博物館の天体物理学者Neil deGrasse Tysonさんの記事では、
エンパイアやクライスラービルを入れて34thや42ndがよいと記載がありました。
マンハッタンの東側は場所によっては、3Aveより東側へいくと少し下り気味になっていますので、ご注意ください。
https://www.amnh.org/research/hayden-planetarium/resources/manhattanhenge
例年はすごい人だかりとなります。
今年は、ウイルスの感染を防ぐためにも、人が多いと思われたときには、少ない道路へ移動してゆっくり見るのがよいと思います。
こちらは2019年7月11日に撮影した、42ndストリートと2ndアベニュー辺りの様子です。
日が沈み始めると、撮影準備にはいります。
みんな夢中でシャッターを押します。
ケータイのカメラではなかなか上手く撮影できませんが、肉眼で見ると感動的ですよ。
新型肺炎がようやく収まってきて、ニューヨークシティもPAUSEの一部解除がはじまりました。第1フェースが6月8日にスタート、第2フェースが6月22日にスタートし、今までデリバリーのみだったレストランも屋外着席であれば営業が可能になり街がにぎわいはじめました。
7月のマンハッタンヘンジまでにフェース3(飲食業の室内営業開始)まで解除が進んでいるといいなあと願っております。
by くっしー
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